おざさ歯科 改装工事(増床工事)改装相談

〒619-0240 京都府相楽郡精華町祝園西1丁目9−46 せいかガーデンシティ2F
TEL : 0774-95-3918

おざさ歯科ファーストインプレッション

最初にこの歯科医院を訪れた時に感じた事「一体どこを改装されるのだ?」と。
上の写真は改装前の写真だ。

話しを聞いてみる。

横にテナントが空いたので、そこと連結をして増床するとの事。

一つの悩み

それは白を基調とした洗練されたデザインなので、コレよりグレードは落とせない。
だからといって、費用という壁もある。

その上、35坪が70坪になる。

今まで見通しが利いて、スタッフとの距離も近かっただろう。
でも面積が広がる事により、意思疎通が出来にくくなる事も懸念していた。

一つの答えとしての「センターコアサプライ」

そこで考えたのが、センターに必要な物を集中させそこから放射状に人が動ける事。
センターコアサプライ。
そして色彩に関しても色々と考えた。
これから先先生がどの道を進もうとするのか?雑談の中から聞き色々なディスカッションを行った。
その結果出来たのがこのデザインだ。

絶妙なバランス

今まで、白を基調にしたデザインを180度変えつつも、超高級な雰囲気でしかも優しさもある。微妙なバランス。

でも、この周辺の患者さんの層を考えると、これでもかなり高級になってしまう。
だからこそ、落書きをするスペースを受付に設けている。

観察してみると、改装後始めて来る患者さんは想定したように
「肩に力が入り、おそるおそる脚をゆっくり踏み出す」様な感じだった。

だが、この落書きの絵と、スタッフの顔を見た瞬間に、体からスッと力が抜け表情が変わるのが分かった。

そして、落書きの絵から会話も広がる。
スタッフの雰囲気も非常に良い歯科医院だったので、この様な戦術も使えた。
その歯科医院をトータルで見て、そしてドクターがどんな方向性に向かいたいのか?

デザインと言う一つのツールの魅力。

そういった事を手助けしてくれるのは、デザインと言うツールだ。
でも決して、デザインが全てでは無く、中に勤める人や院長の人柄と雰囲気がマッチしないと全くもって意味が無い。
それを強く感じた物件でもあった。

高級感と優しさを兼ね備えた受付



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